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FXは取引スタイルを決めることが重要
それぞれの生活に適したFXの取引スタイルを考える
FXには専業トレーダーから副業トレーダーまでさまざまなレベルのトレーダーがいます。
専業トレーダーならFXが生活の中心になるでしょうが、副業トレーダーならサラリーマン、OL、主婦などの異なる立場の人たちが対象となるので、FXに費やせる時間や行える時間帯もさまざまとなります。
本業としてFXを行っている人と本業が他にある人とでは、生活パターンやリズムは異なるのは当然であり、それだけに自分の実生活に負担なく、かつ、効率良く資産運用の手段であるFXをするためには、あらかじめ自分に合った取引スタイルを決めておくべきです。
取引スタイルは、生活パターンに基づくトレードに費やせる時間だけでなく、人ぞれぞれの性格によっても向き不向きが出てくるものです。
FXトレードを円滑にし、そして効率的に利益を上げるためには取引スタイルがまず重要であることを認識しましょう。
それでは、FXの取引スタイルごとに詳しく解説していきましょう。
FXの取引スタイルの種類
FXの取引スタイルは時間足や狙う利幅の大きさによって、
- スキャルピング(超短期)
- デイトレード(短期)
- スイングトレード(中長期)
の3種類に分かれます、以下、それぞれの違いと特徴を説明します。
【FX】スキャルピング、デイトレード、スイングトレードの違い
FXのスキャルピングとは?
スキャルピングとは、1分足や5分足などの短い時間足を使って、1回の取引で数pipsくらいの小さな利幅を狙う取引手法です。
取引時間は非常に短く、エントリーから決済までが数秒~数分という超短期型の取引スタイルです。
スキャルピングを行っているトレーダーは、「スキャルパー」と呼ばれています。
FXのデイトレードとは?
デイトレードとは、5分足~30分足などの短めの時間足を使って、1回の取引で10数pips~数10pipsくらいを狙っていく取引手法です。
取引時間は短く、エントリーから決済までが数分~数時間という短期型の取引スタイルであり、通常、ポジションを24時間以上保有することは、ほとんどありません。
デイトレードを行っているトレーダーは、「デイトレーダー」と呼ばれています。
FXのスイングトレードとは?
スイングトレードとは、30分足~1時間足以上の時間足を使って、1回の取引で数10pips以上の利幅を狙っていく取引手法です。
中長期型の取引スタイルであり、数日~数週間くらい、場合によっては1ヶ月以上ポジションを保有することもあります。
スイングを行っているトレーダーは、「スインガー」と呼ばれています。
【FX】スキャルピングのメリットとデメリット
FXのスキャルピングのメリット
スキャルピングでは、超短期売買を通して小さな利益を積み上げていけるトレード手法です。
主に1分足や5分足などの短い時間足でのチャートとテクニカル指標を読みながら、ほとんどが数秒から長くても5分ほどの間でエントリーと決済を繰り返します。
スキャルピングで狙う利幅は数pipsくらいでわずかですが、通常、レバレッジを最大限有効活用しながら超短期売買を繰り返すため、トレードチャンスを何度でも作ることが可能なので「塵も積もればそれなりの大きさの利益になる」というメリットがあります。
また、数秒~数分くらいで完結させる手法なので、あまり多くの長い期間の情報が要らない点もメリットです。
FXのスキャルピングのデメリット
デメリットとしては、超短期売買を何度も繰り返し1日に何回もポジションを保有し決済するためスプレッドがかさみやすいデメリットがあります。
なお、スプレッドは通貨ペアによって異なり、一般的にドル/円は多くのFX業者で安いことが多いです。
FXのスキャルピングに適したFX業者のタイプ
数秒単位での売買を繰り返すこともあるので以下の点を満たすFX業者を選択すべきです。
- できるだけスプレッドが安いFX業者
- 約定力が高いFX業者
- 新規注文と同時に決済注文が出せるFX業者
取引回数が多くなるためスプレッドガ安い方が当然コスト的に有利であり、スリッページ(すべり)が少なく狙ったレートで約定できるFX業者で口座開設してトレードすべきです。
【FX】デイトレードのメリットとデメリット
FXのデイトレードのメリット
デイトレードは、1回のトレードがスキャルピングよりも長く、1日数回のトレードとなります。したがって、時間的に余裕を持ったトレードが出来るメリットがあります。
スキャルピングは1回あたり数pipsを狙うのに対し、デイトレードでは1回あたり10pipsくらいは軽く動くので1日にして数10pipsぐらいの利益を十分狙うことができ、余裕を持ったトレードができるのでメンタル的にも楽です。
1回ごとに長めに持つことで利幅で儲けていく手法なので、大きくポジションを保有しなくても十分な利益を得ることがきるメリットがあります。
FXのデイトレードのデメリット
長めにも持つことで厚めの利幅を狙えるということは、逆を言えば、相場が思惑と反対に動いてしまうと損失の幅も大きくなりやすいと言えます。
したがって、デイトレードでは、連敗すると資金の減りが早まるというデメリットがあります。また、レバレッジを高めに設定しているポジションの保有中に相場が急変するとロスカットしやすいというデメリットがあります。
FXのデイトレードに適したFX業者のタイプ
- 約定力が高いFX業者
- ロスカット水準(証拠金維持率)ができるだけ低いFX業者
- チャート分析しやすいFX業者
ポジションを長めに保有している最中に相場が急変してしてしまうとロスカットの発動が遅れて証拠金以上の損失が発生することもあり得るので約定力の強いFX業者を選ぶべきです。
また、相場の急変等が発生しても証拠金維持率が低ければロスカットを回避できるのでロスカット水準の低いFX業者が望ましいです。
デイトレードでは最低でも過去数日まで遡って相場の流れをつかみチャート分析を行う作業が必要となることが多いのでチャート分析しやすいトレードツールを提供しているFX業者が望ましいです。
あなたは国内FX向き?海外FX向き?
FXには国内FX業者と海外FX業者があり、それぞれにメリット・デメリットがあります、どちらに向いているのか比較しましょう!