FX会社比較/スワップ金利で比較
FXは「差金決済取引」により為替差益を狙うことができると同時にポジションを保有している間に金利を受け取ることで利益を上げることができます。
この金利のことを「スワップ金利(スワップポイント)」と言い、2通貨間の金利差のことです。
スワップ金利は外貨預金で受け取る金利のようなものです。
外貨預金では、例えば、日本円を米ドルに交換して米ドルを金融機関に預けて金利が付くように、FXでは、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買えばスワップ金利を受け取ることができ、逆にの場合にはスワップ金利を支払うことになります。
このスワップ金利はFX会社ごとに異なっており日々微妙に変動し、政策金利が大幅変更されると大きく変動します。
FX会社が得意としている通貨ペアほど高く設定されていることが多く、スイングトレードのように長期間ポジションを保有するようなトレードスタイルをとっている方にとってはスワップ金利が高いFX会社を選ぶのが望ましいのです。
ここでは、FX各社のスワップ金利を紹介し、スワップ金利をもとにFX会社の選ぶコツについても解説いたします。
FX業者スワップ金利の比較
下記のスワップ金利は、各通貨ペアを1万通貨買った時に(米ドル/円なら、円を売って1万米ドル分を買った場合)、1日あたりに受け取ることができる金を示しています。
FX業者名 | スワップ金利 | 業者別詳細 | |||||
米ドル円 |
ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | 南アランド円 |
||
GMOクリック (FXネオ) |
46円 | -9円 | 15円 | 44円 | 51円 | 17円 | ![]() |
マネーパートナーズ | 15円 | -49円 | 10円 | 30円 | 30円 | 12円 | ![]() |
DMM FX | 24円 | -3円 | 23円 | 37円 | 43円 | 14円 | ![]() |
外為ジャパン | 24円 | -3円 | 23円 | 37円 | 43円 | 14円 | ![]() |
SBI FXトレード | 44円 | -4円 | 13円 | 43円 | 46円 | 14円 | ![]() |
外為オンライン | 25円 | -15円 | 10円 | 25円 | 40円 | 15円 | ![]() |
マネックスFX | 44円 | -4円 | 13円 | 42円 | 47円 | 13円 | ![]() |
インヴァスト証券(トライオートFX) | 50円 | -11円 | 15円 | 50円 | 50円 | 10円 | ![]() |
ヒロセ通商(LION FX) | 2円 | 0円 | 0円 | 50円 | 60円 | 15円 | ![]() |
インヴァスト証券(シストレ24) | 15円 | -45円 | -25円 | 20円 | 15円 | 0円 | ![]() |
トレイダーズ証券(みんなのシストレ) | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | ![]() |
スワップ金利からFX業者の得意な通貨ペアを知ることができる
上記のようにFX会社ごとに異なるスワップ金利が提示されていますが、良いスワップレートを提供しているFX会社は、その通貨ペアの取引を得意としていることが多いのです。
全体的にスワップ重視であったり短期トレードをメイン顧客として扱っているFX会社もあるため一概には言えませんが、スワップ金利に注目することでその会社の得意・不得意な通貨ペアを傾向として知ることができるように思います。
傾向としては、
良いスワップ金利を提供している=その通貨ペアが得意=スプレッドが安い傾向
にあると言えます。
では、なぜ良いスワップレートを提供している会社が、その通貨ペアを得意にしているのかと言うと、次のような理由があるからと言われています。
- 得意としている通貨ペア ⇒ FX会社は顧客に多く取引して欲しい ⇒ 良いスワップ金利を提供して顧客を増やしたい
- 不得意としている通貨ペア ⇒ FX会社が顧客に取引して欲しくない通貨ペア ⇒ 悪いスワップレートを提供して顧客の取引を増やしたくない
したがって、スイングトレードを行う方だけでなく短期トレードを行いたい方もスワップ金利とスプレッドの両方を確認してから、自分に合ったFX会社を選ぶのが望ましいと言えます。
FX各社の通貨ペア別のスプレッドについては「スプレッドでFX会社比較」をぜひ参考にしてください。
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FXには国内FX業者と海外FX業者があり、それぞれにメリット・デメリットがあります、どちらに向いているのか比較しましょう!