日経225先物(店頭取引) 国内業者と海外業者を比較
日経225先物を取り扱っている国内業者は多数ありますが、海外業者のほとんどが取り扱っていません。
日本でも知名度の高い海外業者として日経225先物を取り扱っているのはXM(エックスエム)であり、海外業者の多くは日経225の現物(スポット)取引ものを取り扱っておりCFD商品の一部となります。
国内業者 | 海外業者 | |
最低取引単位 (枚、ロット) |
1枚:1,000円 取引価格=日経225先物価格 × 1000円 |
1ロット:1日経平均先物価格 取引価格=日経225先物価格 × ロット |
最大取引単位 (建玉上限) |
200~300枚程度 | 12,500ロット |
限月取引 | 3月、6月、9月、12月 | 最長3ヶ月保有可能 |
取引手数料 |
1枚あたり200円~300円程度 | なし |
必要証拠金 | SPAN証拠金を基準に業者ごとに異なる 業者ごとに証拠金を発表している |
証拠金率 0.5% |
レバレッジ倍率 | 20倍~25倍程度(証拠金変動により変動) | 200倍程度 |
取引ツール | 業者ごとに使用できるツールは異なる | MT4 |
ゼロカット制度 | なし | あり |
取引単位と取引価格
もし現在の日経225先物価格が19,000円と仮定すると以下となります。
国内業者は1単位当たり1,000円なので取引価格 = 日経225先物価格 x 1,000円 で算出されるので19,000円 x 1,000円 = 1,900万円が取引価格となります。
海外FX業者のXM(エックスエム)では、1単位 当たり 1日経225先物価格なので19,000円が取引価格となります。
限月取引
国内業者では発注後の直近の2限月までに必ず決済しますが、海外業者では発注から3ヶ月後までに決済しなければなりません。
取引手数料
国内業者は1枚当たり200円~300円の取引手数料を取りますが、海外FX業者であるXM(エックスエム)のスタンダード口座やマイクロ口座では手数料は無料です。
必要証拠金
国内業者ではSPAN(R)証拠金に各社が定める掛け目をかけて1枚当たりの必要証拠金を算出することが多く、最新の掛け目と必要証拠金を発表しています。
例)SPAN(R)証拠金 = 72万円 国内A社 の証拠金の掛け目 = 1.2 ならば、必要証拠金 = 72万円 × 1.2 = 86.4万円となります。
海外FX業者であるXM(エックスエム)では証拠金率を定めており、取引価格に現在の0.5%をかけたものが必要証拠金となります。
例)日経225先物価格19,000円、取引数量10枚ならば、必要証拠金 = 取引価格19万円(19,000円 × 10)× 0.5% = 950円となります。
レバレッジ倍率
国内業者/海外業者ともにFXトレードのようにレバレッジ倍率を以て証拠金を算出していません。
上記の取引価格と必要証拠金の例でのレバレッジ倍率は、
国内業者のレバレッジ倍率: 取引価格 1,900万円 ÷ 必要証拠金 86.4万円 = 22倍
海外業者のレバレッジ倍率: 取引価格 19万円 ÷ 必要証拠金 950円 = 200倍
となります。
取引ツール
国内業者では各社独自の取引ツールを導入していますが、海外FX業者であるXM(エックスエム)では世界で最も普及している汎用性の高いMT4が導入されています。
ゼロカット
ゼロカットは海外業者だけが導入しており、証拠金以上の損失がゼロにリセットされるためトレーダーの損失は出資した証拠金だけとなるのでリスクを抑えるメリットがあります。海外FX業者では日経平均先物、商品先物取引やFXなどのトレードを一つの口座で行えることから日経225先物取引にもゼロカットが適用されています。